学生の声 Interviews with Students
どんなことを学び、
どんな風に日々を過ごす?
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どんなことを学び、
どんな風に日々を過ごす?
佐熊 伽梨さん
高校在籍中にコミ文教授の「ハウルの動く城」の授業を受ける機会がありました。幼いころから何度も観て、親しんできたジブリ作品?ハウルの動く城。「ラストシーンのテラスの重さは、二人が取り戻した心の重さ」という先生の解説は、私の中のジブリの魅力を何倍にも増幅させる時間でした。文学として解読され新たな世界感を開き、感動や発見に導いていただいたコミュニケーション文化という学問に大きな衝撃を受け、入学を決意しました。
コミ文は、幅広い分野の先生が集まる学科ですので、素晴らしい先生方に出会え、現在では毎週のゼミが楽しみです。
今想えば、さまざまなことに興味を持ち、机の上だけの学習が苦手な私にとって、変化の激しい世の中を、時代と共に進化しながら身近なツールで読み解くコミ文には最初から惹かれていたような気がします。
文沙巴体育投注_沙巴体育官网-在线app下载の存在意義は、過去の出来事を読み解き、現在の問題を解決するところにあると考えています。コミ文は教授それぞれが多種多様な専門分野で、ユニークに現代の楽しみ方を教えてくれます。それは映画だったり、地図だったり、言語だったり、メディアだったり…。
「ハウルの動く城」の授業からその門戸の広さを学び、入学のきっかけとなりました。
3年生になり専門性が高まった今、私は主に東南アジアについて学んでいます。文沙巴体育投注_沙巴体育官网-在线app下载は自己中心的な考えかたを脱し、利他の心を学ぶ沙巴体育投注_沙巴体育官网-在线app下载でもあります。東南アジアについての学びには、まさにその気持ちが大切だと感じます。
現在日本は多くの外国人労働者によって支えられています。しかし消費者や企業含めた日本全体で、異なる価値観をもつ彼らと適切に共存できているか、という視点を客観的にもつ気持ちが不足しているのではないかと思い、現在は両者が幸せになるための模索を卒論テーマに据え、研究しています。
コミ文にいて3年間、中国?アフリカ?フランスについての授業も受けました。そのどれもが、まず自分の知らない世界に関心をもち、その世界の自分たちとは異なる文化?価値観を受け入れることから始まります。その気づきに出会い、気づきを受け入れ、気づきを楽しむことを学び続けています。最近衝撃を受けた学びは、目上?年下?同年代、また性別などによりベトナムには無数の挨拶があり、またそれを非常に重んじているという文化です。世界の広さ、自分の視点がまだ小さく浅いことに気づくことで人としての成長を感じられるのもこの学びの大きな喜びのひとつです。
大学1年生のとき受講していた「キャリアデザインⅠ」の授業で「燃えるインターンシップ※」を紹介されました。若手経営者の中小?ものづくり企業が複数合同で開催しているインターンシップです。まだコロナ禍の影響が残る毎日に、私自身が対面で手を動かし、人と議論する活動を求めていたこともあったため参加しました。他大学の学生たちとともに2週間、いろいろと調べ、議論した経験が非常に大きな糧となっています。二年目は事務局から声をかけていただき、運営側の事務局メンバーとして1年間活動しました。
参加学生と運営では、学びの視点が大きく異なります。企業経営者の方々と毎月運営会議を開いたり、チラシやHPを作成し、より多くの学生に関心を持ってもらえるよう、まだ参加していない大学へ足を運び、キャリアセンターの方々にご説明したり、ときには講義の時間をいただいて学生に対して何回もプレゼンをしました。
大きな責任を与えていただいた1年間でしたが、すべてが初めての経験なので、思うように進まないこともしばしばありました。けれども、振り返ると、この1年でさまざまな問題に対して臨機応変に対応する力が鍛えられました。
たとえば、プレゼンを行う場合には、同じテーマでも相手に響くポイント?関心を持たれる内容はそれぞれ異なります。最初に予定していた内容をそのまま伝えるのではなく、相手のリアクションを見てアプローチ方法を変えることによって、前年度より参加者の増員を達成することが出来ました。
現在は、引き続き長期インターンシップ生として、大学だけでは学べない資料作成や顧客対応といった広報など、より実践的な活動を続けています。その際、大学で得た「利他の視点」は大きく役立っており、コミ文での学びを学外で実践することで、学ぶことの楽しさと必要性を改めて感じることができています。
学外との繋がりが強い先生がたくさんいらっしゃる学科なので、面白い機会に恵まれます。
たとえば大学2年生の冬、「時事英語」の講義担当の先生から紹介されたプログラムに参加しました。農家の方とネパール人技能実習生の雇用について議論を交わす取り組みです。ネパール人の小学生も参加した鎌倉での2泊3日の交流会では、遠慮ばかりではなく、主張する大切さを学びました。さらにフィリピンで開催された国際会議にも参加しました。他大学の学生とESG問題について一緒にプレゼンをしたり、参加した海外の友人とお土産を交換したりするなど、旅行では得られない議論と交流を通して広い視野が得られました。
東南アジア諸国の方が大勢参加する場での英語は、皆、母国語ではありません。聞き取る英語も話す英語も私を含め、流暢ではありません。しかし「自分の熱い信念を伝えたい」という思いで臆することなく活発に議論できたことも大きな手ごたえでした。
大学の教室で受けた講義から始まり、キャンパスの外や世界に飛び出して手を動かし、汗をかいた経験は、何よりまた次にチャレンジしたいという気持ちが生まれました。
その学び方こそ、私にとって活きる知識だと感じています。
大妻生らしく頑張り続ける(努力し続ける)ことです。
ご存じのとおり、大妻の始まりはコタカ先生の服作りを教える小さな塾でした。そこから成長し、新しい沙巴体育投注_沙巴体育官网-在线app下载、新しいプログラムを導入しています。学生ひとりひとりも変化を恐れず、進化を止めないことが大切だと思います。
配慮や多様性がクローズアップされる現代ですが、それは古い伝統を捨てることではなく、伝統に新しい要素を取り入れて成長し続けることが大切なのだと思います。
昔の大妻のカラーも、現在の大妻のカラーもそれぞれ大切にしながら、過去の自分に学び、新しい自分と共に複雑な現代を楽しく生き抜くことが、今後の目標です。
山畑 百恵さん
理由は多くありますが、決め手となったのは、まず学生が先生に相談しやすい環境があることです。
大妻女子大学自体、先生と学生の距離が近いという評判がありますが、コミ文はとりわけ近いと感じます。授業や研究に関することは勿論ですが、近所のおいしいごはん屋さんの話や旅行の話など気軽に話し、相談できる雰囲気があります。
また、これはオーブンキャンパスで参加した模擬授業で感じたことなのですが、コミ文の先生方の考え方が先進的なのかもしれません。私は以前からテレビで国際ニュースを見ることが大好きだったのですが、取り上げられる国によって扱い方が異なることに違和感をもっていました。しかしその先生の授業では、「どの国も対等」「今後は、先進国?途上国関わりなく相互的な学びが不可欠」と説明され、自分の疑問が間違いではなかったと肯定された気持ちになりました。入学後、他のコミ文の先生方の授業でもその時と同じように感じることが多いです。
他にも、校舎の環境、周辺地域の心地よさ、利便性等も決め手の1つになっていたと感じます。
異文化コミュニケーションに興味をもっています。たとえば「国際関係論」の授業では、日本に関わる植民地支配や戦争の歴史認識をもとに、なぜ諸外国との確執が生じてしまうのかという問題について、学生が毎回異なるグループを組み、新聞記事?ニュース?映像?文献?SNSなどさまざまなメディアを資料としてその問いに対する答えを導きます。私はこの授業から、ある文化圏で生活していると無意識のうちに作り上げられていく固定観念が、別の文化圏の視点から見れば全く異なる姿として受け止められることを学び、さらにその固定観念は気が付かないうちに幅広い物事に影響を与えていることを学びました。それと同時にさまざまな地域や文化を自分自身の目で確かめたいと強く感じるようになりました。
また、コミュニケーション文化学科では、学際性をキーワードとしていることから、他の研究領域についても横断的に学ぶことが可能です。そのため、メディア?コミュニケーションの授業も積極的に受講しています。異文化コミュニケーションの問題には、メディアや背景の文化等さまざまな事象が絡んでいることが多いため、この学科の特性は非常にありがたいです。
社会にはさまざまな人がいて、日々問題が起きています。いくつかの国や地域を自分の足で見て回った上で、改めて痛感しました。
私の趣味は海外に行ってその土地の生活を体験することです。とりわけ現地の人々の生活空間に囲まれながら食事をし、積極的にその地域の人々と話すようにしています。
海外へ初めて行ったのは2年次の秋でしたが、その時は1人でベトナムに行きました。そこでの経験や気が付いたことを他の人々に伝えようと考え、コミュニケーション文化学会のプレゼンテーション大会に出場しました。その結果、最優秀賞をいただき、私のプレゼンがきっかけでベトナムの地域や文化を研究するゼミを選択した方もいると聞いています。その後、春休みには1か月ほど東南アジアの国々を周遊し、現地の友人もできました。
また、オープンキャンパスにも1年次から学生スタッフとして参加しています。オープンキャンパスのイベントには学生企画の「学生によるトークショー」と「在学生に聞いてみよう」という個別相談のプログラムがあるのですが、その立ち上げの頃からのメンバーとして参加しています。
魅力は枚挙に暇がありません。
まず、自分の学びたいことややりたいことに取組み、没頭できる落ち着いた環境があります。そしてそれをサポートしてくださるフレンドリーな先生方と職員さんがおられるところです。
就職へのサポートは手厚く、「大妻マネジメントアカデミー(OMA)」という講座では将来の仕事に役立つ知識やスキルを無料で学ぶことができます。
また、学食も美味しいです。学生食堂(コタカフェ)の名物「大妻カレー」はホテルニューオータニのレシピが基になっているそうで、毎回スパイス調合からされるのだとか。是非食べてみてください。
アルバイトも大妻生向けの安全なものを紹介してもらえるネットワークがあります。なかには東京ならではのアルバイトもあり、たとえば私は隅田川の屋形船で働いています。料理の提供やガイドなど、海外からの旅行者も多いため国際情勢や宗教などへの配慮も欠かせず、ある程度の英語も必要です。ちなみに、ここでもコミ文で学んだことが活かせています。
大学は高校とは異なり自分の行動には自分で責任持つことが求められますが、裏を返せば自由に行動できる環境があります。大妻女子大学、なかでもコミ文の先生方や学生は他者に対して寛容で肯定的であると強く感じます。そのため何でも挑戦しやすい環境なのではないでしょうか。是非、好奇心のままに行動してみてください。