吉田 光浩 (よしだ みつひろ)1960年生まれ?京都府出身
プロフィール
日本語の語彙論?日本語史が専攻分野です。ひとつひとつの言葉がどのように生み出され、普及し、消えてゆくのか、また、日本語がどのようにして現在のような姿になったのかという問題について興味を持っています。最近では、言葉が、さまざまな非言語の要素とどのように関係しながらコミュニケーションを成り立たせているのかという問題についても関心を持っています。
主な著書?論文
- 『源氏物語の鑑賞と基礎知識No.5 若紫』(共著)平成11年?至文堂
- 『源氏物語の鑑賞と基礎知識No.22 紅葉賀?花宴』(共著)平成14年?至文堂
- 「感情語の語誌-形容詞モノシを例として」(『国文学解釈と教材の研究』第48巻4号)平成15年3月?学燈社
- 「カノン再構築時代における『源氏物語』の読解」明治書院?『日本語学』第25巻5号(4月臨時増刊号)平成18年4月?明治書院
- 『語と語彙』(共著)平成24年?朝倉書店
- 『品詞別学校文法講座』第5巻(共著)平成28年?明治書院
担当科目
- コミュニケーション文化概論
- 1年次ゼミⅡ
- 2年次ゼミⅠ、Ⅱ
- 卒業研究ゼミⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ
- 社会言語コミュニケーションⅠ、Ⅱ
- コミュニケーション文化特殊研究
- 言語文化論
- 日本語A(文章表現)
ゼミの紹介
教員から
「研究」「卒業論文」というと日常生活からかけ離れた難しいことに取り組むものというイメージを抱いている方も多いと思いますが、決してそうではありません。例えば私のゼミでは、日本語または日本語コミュニケーションについて取り組む学生が多いのですが、そこで扱う内容は日本語ですので、表面的に理解することはさほど難しいことではありません。しかし、そのデータの裏には、思いもよらない面白い発見が隠されていることがあります。また、コミ文では、幅広い分野をカバーするように学科の内容が設定されていますので、日本語以外のテーマに取り組みたい学生も歓迎しています。一緒にゼミに参加してみませんか。
学生から
吉田先生のゼミには、主に「ことば」や日本語によるコミュニケーションに関心のある学生が多いのですが、ひとりひとりのテーマはとても幅が広く、日常会話やマンガ?ドラマ?ラジオ放送?映画、古典文学など自分の興味があるメデイアからデータを収集して、それぞれ研究を進めています。落ち着いたアットホームな雰囲気の中で楽しみながら自分のテーマに取り組める環境があります。卒業論文というと自分に書けるのだろうかと最初は不安に思うかもしれませんが、具体的な書き方を基礎から丁寧に教えていただけるので、安心して研究に取り組むことができます。
過去の卒論タイトル
- ドラマにみる日本語コミュニケーション
- 零歳児のコミュニケーション研究
- 若者の携帯コミュニケーション ー携帯電話の使用状況と意識調査をもとにー
- あいづちからみる「聞き上手」の研究
- 発話速度についての研究
- 首都圏近郊の方言研究 ―千葉県流山市における調査―
- 広告の変遷―新聞広告を資料として―
- マンガにみられるオノマトペの研究
- 二者間のコミュニケーションにみられる非言語行動研究
- かをり表現の研究―『源氏物語』を資料として―
- 石田衣良作品研究
- SNSにみられる「笑い」表現の研究